Daz の Core Figure は個別の UV を持っている場合があり、 同世代であれば問題なく使えるのだが別の世代だとずれる場合がある。 G8 と G3 は Base UV ならば互換があるので、G3 の Core Figure マップをベース用に変換して、 G8 でも使えるようにする。
キャラの転送は自体は下記ページを参考にしてほしい。
概要
この記事の内容
全2回
- Map Tranfer を使ってテクスチャ(画像)を G3 Base UV 用に一次変換
ここではズレを調整している。画質を維持するためPNGを使用する。 - 画像ソフトを使い各画像を圧縮し、その後プリセットを作成する。 ←今回はここ
参考資料
Daz のフォーラムに投稿された「 From Map Transfer to Material Presets 」を参考にいしている。参考にした投稿は、G8用のマテリアルプリセット作成まで行っている。
今回使うソフト
Map Tranfer で一次変換されたものをオリジナルと同名にする。これはわかりやすくするの目的で、自分できちんと管理できればしなくても良い。
ここから先の変換には ”Irfanview” という画像ビューワー・変換ソフト(無料)を使っていく。記事の内容を読んで、同じことが実現できるようであれば ”Irfanview” である必要はない。
前提 – リネームを行う
Map Tranfer で一次変換されたものは背景が透過されたPNGファイルで、1テンプレートに付き5枚のマップが作成されているものとする。
今回の例であれば、指定した一時保管フォルダに、20枚の背景が透過されたPNGファイルが存在し、それぞれオリジナルの名前にリネームされている、とする。
Irfanview での2次変換
Irfanview での背景が透過されている画像を変換すると、メインウィンドの色に変換される。まずは白い背景のJPGを作りたいので背景を白く設定する。

”Irfanview” を立ち上げたら、”オプション”→”プロパティ/設定”とクリック。

ウィンドが開いたら”閲覧/表示”を選択。”メインウィンドウ色”の”選択”ボタンをクリック。

”色の設定”が立ち上がるので、白を選択して”OK”をクリック。

”メインウィンドウ色”が白になっていることを確認して”OK”ボタンをクリック。

ウィンド色が白くなっている。

”ファイル”→”一括変換/名前の変更”をクリック。

赤枠内で変換するファイルを選択(今回はのノーマルマップ以外の16枚)。その後”追加”ボタンをクリック。
すると黄色枠内に変換されるファイル一覧に追加される。
今回は青いアンダーラインのファイルの種類を”JPG”に指定後、横にある”オプション”ボタンをクリックし画質を95に設定。
緑のアンダーラインで保管するフォルダを指定。この変換でマップの変換は終了なのでそのつもりで。
ファイル名も同時に変更できるので必要ならば設定する。
すべて確認したら、”一括処理開始”ボタンをクリック。
ログウィンドが立ち上がり経過が表示されるので、変換が終わったら”一括処理終了”のボタンをクリック。
続いて、残りのノーマルマップを変換する。
メインウィンドの背景をブルーにする。要領は白くしたのと同じ。違うのは色。

- 赤(R)127
- 緑(G)127
- 青(B)255
と指定する。
変換はPNGを指定しオプションで 9 を指定。マップ変換はこれで全て終了。
Daz Studio でプリセットを作る

図のアイコンをクリックするか、メニューから ”File” → ”New” と進み、新規で始める。

”Genesis 3 Male” のアイコンをダブルクリックし読み込む。

Iray 用の ”Lucian 7 All Maps” を適用。

” Surfaces ” タブで各 Map を置き換えていく。
Editorにし、Surfaces下位から該当する項目を選択する。複数選択する場合は[Ctrl]キーを押しながらクリックすれば可能。
- Base Color
- 〇〇○MapD_〇〇○
- Translucency Color
- 〇〇○MapSSS_〇〇○
- Base Bump
- 〇〇○MapB_〇〇○
- Normal Map
- 〇〇○_NM_〇〇○
- Glossy Layerd Weight
- Top Coat Weight(Fingernail のみTop Coat Color)
- 〇○○MapS_〇〇○
※このマップだけ2箇所
- 〇○○MapS_〇〇○
5種のマップを上記のように置き換える。

該当するマップの置き換えが終了したら、上位項目の ”Surfaces”をクリック。下位項目がすべて選択状態になる。
その状態で”UV set” を ”Base Male” に変更。

”File” → ”Save as” → ”Material(s) Preset…” をクリック。

ファイル名をつけると、オプション画面になるので今回はこのまま ”Accept” をクリック。
お疲れさまでした。
G3 Core Figure の Map を G3 Base UV に変換(1)に戻る
